高速カラープロジェクタを用いたダイナミックフェイシャルプロジェクションマッピングの試作


近年,様々な顔へのダイナミックプロジェクションマッピングが実現されている.投影対象を顔にすれば,舞台表現,バーチャルメイクなどの分野で斬新な体験を与えられる.しかし, 現実の顔と投影された映像のずれが知覚できない程度まで遅延を抑えるためには,顔追跡と投影の両方の高速化が課題であった.このような要請に対して,高速プロジェクタを用いたものもあるが,投影映像がモノクロに限定されているなどの問題があった.

そこで本研究では,単板式の高速カラープロジェクタを新たに導入したダイナミックフェイシャルプロジェクションマッピングを提案する.これによって,マーカレスで顔の追従に合わせたプロジェクションマッピングを実現できる.さらに,同システムを用いて肌色や肌反射特性を操作することができる.





参考文献

  • 瞿 佳雯, 渡辺 義浩: 高速カラープロジェクタを用いたダイナミックフェイシャルプロジェクションマッピングの試作, 第60回 複合現実感研究会, 2020.