投影型拡張現実への応用に向けたインスタンスセグメンテーションの高速化


投影型拡張現実では,高速な画像認識が必要である.特に本稿では,シチュエーションを限定した専門モデルを作成し,ネットワークを軽量化することでインスタンスセグメンテーションを高速化する手法を提案する.また,実行時にカーネル更新を毎フレーム行わず,別のスレッドで並列して実行させることで,セグメンテーションの処理量を削減させる手法も提案する.実験では,上記の手法を用いることで,約3.5ms でインスタンスセグメンテーションを実行できることを示し,投影型拡張現実への応用可能性を示した.




参考文献

  • 小石原 遼,渡辺 義浩:投影型拡張現実への応用に向けたインスタンスセグメンテーションの高速化,第24回画像の認識・理解シンポジウム,I31-32,2021.