輝度と色の遅延知覚の違いとその投影型見かけ操作への応用に関する検討


人間は,物体の運動を主に輝度の変化によって知覚する.このため,輝度と色の間に異なる遅延がある場合でも,人間はその違いを知覚できない可能性がある.本稿では,このような輝度と色の遅延知覚の違いを検証した結果を報告する.このような特性を利用して,プロジェクタ・カメラシステムを用いた動的シーンの投影型見かけ操作における知覚上の遅延を低減できることが期待される.


参考文献

  • 樊 錦元,天野 敏之,渡辺 義浩:輝度と色の遅延知覚の違いとその投影型見かけ操作への応用に関する検討,第28回バーチャルリアリティ学会大会,3B1-07,2023.