遠赤外反射像を用いた可視光反射像生成による投影型拡張現実のための映り込み再現

投影型拡張現実において, 投影対象を鏡面素材に質感操作する際には, 現実空間が映り込む様子の再現が求められる. 一方, 投影対象は拡散反射性を示す必要があることから, 従来の映り込み再現手法では, 投影対象の近くに鏡を配置し, 現実空間の反射を撮像する必要があった. そこで本稿では, 遠赤外域で投影対象から鏡面反射像を撮像し, 現実空間の色を持つ可視光像を生成することにより映り込みを再現する手法を新たに提案する.


参考文献

  • 石川 陽菜,渡辺 義浩:遠赤外反射像を用いた可視光反射像生成による投影型拡張現実のための映り込み再現,第75回複合現実感研究会,MR2025-10,2025