ニューラルインバースレンダリングによる位相シフト法を用いた運動物体の3次元計測


位相シフト法は構造化光法の一つで,カメラ1台・プロジェクタ1台と最小3枚の正弦波パターンで運動物体の相対位置を計測できる.さらに,複数台のカメラを用いることで,パターン数を増やさずに絶対位置を推定できる.一方,ニューラルインバースレンダリングの導入により,少ない構造化光法のパターンで高精度な計測を実現する手法が新たに提案された.しかし,同手法は物体の動きがレンダリングモデルに組み込まれておらず,運動物体の計測精度が低下する問題があった.また,カメラ1台・プロジェクタ1台を前提としており,位相シフト法に適用した場合,最小パターン数が4枚となる問題があった.そこで,運動物体の高精度な3次元計測に向けた位相シフト法のためのニューラルインバースレンダリングを提案する.具体的には,物体の動きを組み込んだ,カメラ複数台・プロジェクタ1台のレンダリングモデルを構築する.









参考文献

  • 浦川 雄気,渡辺 義浩:ニューラルインバースレンダリングによる位相シフト法を用いた運動物体の3次元計測の高精度化,第75回複合現実感研究会,MR2025-1,2025.