共振型液体可変焦点レンズと高速プロジェクタによる被写界深度の拡大


プロジェクタを用いた拡張現実技術を実現するためには,深い被写界深度を備えた投影が必要である.しかし,従来のプロジェクタはF値が小さく設計されていることが多く,被写界深度が狭かった.このため,奥行き方向に投影できる範囲が限られていた.

そこで本研究では,液体可変焦点レンズと1000fpsの8ビット高速プロジェクタからなる新たな投影システムを提案する.本システムでは,液体可変焦点レンズの焦点距離を高速に振動させ,同期した高速プロジェクタが特定の焦点距離でのみ瞬間的に映像を投影する.これによって,常に振動した焦点距離下でも鮮明な画像を投影することが可能であるとともに,深い奥行き範囲で常に焦点の合った投影を実現することができる.




参考文献

  • Hongjin Xu, Lihui Wang, Satoshi Tabata, Yoshihiro Watanabe, Masatoshi Ishikawa, An extended depth-of-field projection method using a high-speed projector with a synchronized oscillating variable focus lens, SPIE Photonics West 2020. (San Francisco, California, USA. 2020.02.05)/ (Poster), 2020.