顔への追従投影における遅延知覚と
表情動作の関係のモデル化の検討

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Dynamic Facial Projection Mapping(DFPM)では,顔のセンシングから投影までの遅延を観測者が知覚する問題がある.そのため,システム設計時に投影遅延を観測者が知覚しない弁別閾以下に収める必要がある.しかし,投影対象の顔の動きと知覚される遅延の関係性の知見は,十分に得られていない.そこで,本稿では DFPM において観測者が知覚する遅延と,投影対象である顔の動きの関係を表すモデルを提案する.具体的には,顔の表情動作に対する動き分布の特徴量を入力として利用することで,遅延時間の弁別閾と投影映像の遅延を知覚する確率を予測するモデルを提案する.

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参考文献

  • 河口 将也,彭 浩倫,西田 眞也,渡辺 義浩:顔への追従投影における遅延知覚と表情動作の関係のモデル化の検討,第75回複合現実感研究会,MR2025-53,2025.