深度計測とカメラフィードバックを用いた投影型色操作の検証


近年, プロジェクタ・カメラシステムを用いた投影型の拡張現実において, 実世界の物体の色を操作する技術が提案されている. しかし, 従来手法には, 対象物体とシステムの距離が変化したときに色操作の整合性を維持することが難しい問題や, 反射率の計算誤差によって色操作の精度が低下する問題があった. そこで本稿では, 対象物体の深度方向へ運動するときに色操作の整合性を維持可能かつ高精度な色操作ができる手法を提案する. 具体的には, 深度情報を用いて補正光を生成する手法とカメラフィードバックによって投影結果を修正する手法の統合によって深度に依らないかつ高精度な色操作を実現した.




参考文献

  • 樊 錦元, 彭 浩倫, 天野 敏之, 渡辺 義浩: 深度計測とカメラフィードバックを用いた投影型色操作の検証, 第68回複合現実感研究会, MR2023-7, 2023.