能動光による相互反射除去を用いた
分光反射率推定


本研究では,能動光による相互反射除去を用い た分光反射率推定の高精度化手法を提案する.具体的には,プロジェクタから高周波パターンを投影することで,撮像画像から相互反射の影響を除去し,対象シーンの点が既知の光源によってのみ直接照らされている画像を再構成する.この再構成画像を分光反射率推定における計測値とすることで,同推定の高精度化を図る.実験では,相互反射を用いた分光反射率推定と相互反射を用いない分光反射率推定を行い,これらの推定精度を比較した.その結果,提案手法による高精度化を確認した.





参考文献

  • 此木 翔太朗,渡辺 義浩:能動光による相互反射除去を用いた分光反射率推定,第27回 画像センシングシンポジウム,IS1-28,2021.